なぜわたしは30万円にこだわるのか

ひとりサロンを15年続けてきて、

わたしはずっと

「月商30万円」という数字にこだわっています。

もっと売上を上げたい人からしたら、

「30万円って、そんなに大きな目標なの?」

と思うかもしれません。

SNSを見れば、

「月商100万円達成!」

「売上200万円!」

そんな数字もたくさん目に入ってきます。

もちろん、それを目指すことは素晴らしいことです。

でも私は、

ひとりサロンなら、まず30万円を“安定して”作れることが、とても大切なんじゃないか

と思っています。

なぜなら――

30万円というのは、

単なる売上の数字ではなく、

「自分の時間を取り戻すための数字」

だと思っているからです。

ひとりサロン運営をする上で、直面するのは売上安定という課題です。

ひとりサロンの売上は常にお客様と1対1。

予約の数と単価が全てです。

お客様と対峙していない時は売上は0。

当たり前のことですが、

予約が少ない月は売上は少ない。

予約が多ければ売上は多い。

あなたは自分が確保したい金額をきちんとわかっていますか?

もちろん多いに越したことはありません。

世の中に溢れるコンサルさんのメッセージを見れば、どこもかしこも「100万円」と煽ってきます。

100万円毎月安定したら素敵です。

…少し計算してみましょう。

1か月、25日稼働(週1休+α)

単純に、1日辺りの売上は4万円程度です。

現在の客単価はいくらでしょうか?

仮に1万円だとしたら、

1日4人。

確保できていますか?

できていたとして、

1週間走りきった休日は、元気いっぱいに過ごせていますか?

お客様の対応をする時、お客様に不快な思いをさせないようにと、無意識にもとにかく気を張って過ごす毎日だと思います。

1日4人ものお客様にお会いしたら、その晩は脳が疲弊しきっているはずです。

それでも、翌日の予約はありがたい。

朝から晩まで来て下さるお客様に喜んで帰っていただきたい。

それはセラピストの性ではあります。

しかし、

それを何年も続けることはできますか?

人を雇って分担して任せたいですか?

サロンを大きくしたいなら、それはそれで素敵なことです。

人を雇って育てて、仲間を増やして、大きな組織にしていく事もあなたにはできます。

それも素晴らしい選択だと思っています。

わたしはひとりサロンを続けることを選びました。

わたしの小さなサロンに、

わたしの技術と人間性を求めて来てくださったお客様に、誠心誠意尽くしたいと思っているからです。

前置きが長くなってしまいましたが…

なぜわたしが30万円の安定にこだわるのか

現在、ひとりサロンを開業して15年になります。

前述した内容に関してわたしの考えは、

「忙しい日はしんどい」

です。

確かに、予約が埋まっていて売上がモリモリ増えるのは喜ばしいことです。

ですが忙しかった日の夜は「無」…

わたしのサロンは基本的にオイルマッサージのため、タオルの洗濯が毎日恐ろしい枚数になります。

ギリギリの力を振り絞って、

タオルだけ回さなきゃ…

と力尽きた体で洗濯が終わるのを待ちます。

そしてタオル畳み地獄。

ようやく床についた時には、

「明日も寝坊できない…」

と、既に翌日の予約へのありがたさが辛さに変わっています。

それでも、

お客様の体に触れると元気が出てしまう。笑

これぞセラピストの性

とも言えますが、

そんな毎日を1か月過ごした時に、

「幸せ?」

と自分に聞いてしまいたくなるほど、プライベートの不充実に気づくのです。

そんなご経験はありませんか?

わたしは20代を社畜で過ごしたもので、

「一人で自由にやりたい!」という願望が強くありました。

でも、会社員時代と同じ収入を求めた場合、わたし一人にかかる負担や仕事の種類、内容、量は社畜時代とそれほど変わらないのだとわかりました。

余談ですが、

「自営って凄いですね!」「独立って凄いですね!」

とか、結構言われることがありますよね。

わたしの結論としては、

「仕事の大変さの量は会社員だろうが自営だろうが、何にせよ変わらない」

です。

ただ、

「立場によって質が変わる」

と考えています。

つまり何が言いたいかというと、

売上を安定・上昇させる為に、

わたしたちひとりサロンオーナーは

ひとりで全社員(役職)分の役割を果たさなければいけないということです。

商品開発、プロモーション(チラシ作成から広告投資)、営業(SNSやポータルサイト対応)、お客様対応、施術、そしてまた営業…

一人は自由と思ってたけど、

気づけば一人社畜…

だからこそ、

一人で月商100万円を夢見る必要はあるのか?

と、

10年続ける中で何度となく考えることがありました。

地方高卒正社員30歳前後のお給料が30万円だとしたら、

あなたはその金額をどんな風に感じますか?

この考えはあくまで地方でひとりサロン経営をしてきたわたし個人のものなので、ご参考程度にと思っていますが、

サロン(施術のみ)売上30万円でよくないか?

単価1万円だった場合、

週に7〜8人。

体が疲弊しない

脳が疲弊しない

余暇を自由に過ごせる

負担が少ない

次のことを考える余地が生まれる

何より、社畜の頃より時間がある!

日々の予約に追われているあなたにはしっくりくるはずです。

30万円がまだ遠いあなたには、時間も収入もあることが輝いて見えるはずです。

しかも、

30万円が無我夢中で頑張った結果でなく、余裕を持って安定させられるものだとしたら、

余白の部分で挑戦できることが無限に生まれて来ませんか?

もっと働きたい!

と思うも、

家族との時間を大切にしたい!

と考えるも、

もっと自由にあなたの夢を追いかけていいということになりませんか?

それは例えば、

・サロンを大きくする

・子供と過ごす時間を確保する

・プライベートを充実させる

など、あなたの

お金と時間の投資先が自由になるということなのではないかなと思っています。

本当はそうなりたくて独立したのではないでしょうか?

ここで重要なのが、

【30万円を安定させる】

ということです。

もし、

・手放しで翌月の予約が埋まれば

・翌月も30万円入ってくるというお給料的な安心感が手に入れば

・自分の都合で予約の売上と日程をコントロールできるようになれば

・しかも好きなお客様だけ来てくれたら

この先どんな10年を過ごせるでしょうか。

ぜひ想像してみてください。

最後に、

ひとりサロンを15年続けて強く思っていることはこれです。

・ひとりサロンは、なぜ10年どころか3年続けることすら難しいのか。

・そして、周りのコンサルさん……「100万円」って、ちょっと煽りすぎじゃない?笑

ひとりサロンを始めたあなたが

どんな人の役に立ちたくて、どんな暮らしを夢見て、どんなサロンを創っていきたいのか、

あなたの人生に本当に必要なものは何なのか、一緒に考えるきっかけになったらいいなと思っています。

でも、わたし自身も最初から

「30万円を安定させればいい」とわかっていたわけではありません。

むしろ、そこにたどり着くまでには、

何度も「このまま続けていけるのかな」と思う時期がありました。

そして、もうひとつ。

「月商30万円」という数字を出すと、

「30万円なんて、少なくない?」

「それで生活できるの?」

「もっと売上を上げたほうがいいんじゃない?」

と思う方もいるかもしれません。

でも、私は15年間ひとりサロンを続けてきて、

今ははっきり思っています。

ひとりサロンにとって、月商30万円は決して小さな数字ではありません。

むしろ、

「30万円を安定して作れる」ということには、

数字以上の意味があります。

次回は、

「月商30万円って、実際どれくらいの売上なのか」

そして、

なぜ私が「30万円は少なくない」と考えるようになったのか。

もう少し具体的にお話ししたいと思います。

こんなわたしが何度となく「ひとりサロンを続けること」に自信をなくした時の話は追って別の機会に書こうと思っていますのでご興味ありましたら楽しみにしていてください笑

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